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もう何を言っても変わらないのなら、
笑うしかない。
ただひたすら毎日の業務を
やっていくしかない。
 
そんな感じだったのかもしれません。
 
患者さんや同僚に当たり散らすことは
絶対にしたくなかったので、
(たまにそういう看護師がいるのも事実。)
嫌な顔一つせず、ただひたすら
笑顔で目の前の仕事をしていました。
 
壊れて笑顔しか出来ない
人形のようだったと思います。
 
今回初登場の橋野さん(仮名)は、
私の1年下の後輩です。
 
しかし、同じ病院に入職するまで
先生をしていた方でした。
 
「もう一度現場で働きたい」という熱意で
現場復帰した方で、とても尊敬しています。
 
自分の子どもと歳の変わらない年下の私に、
わからないことがあれば「教えてください」と
言える方でした。
 
橋野さんほどのキャリアをお持ちの方なら、
ちょっとくらいふんぞり返ってもいいような気もしますが、
(実際、ふんぞり返っている看護師もいます。)

「消化器科は初めてだから…」
と学ぶ姿勢に、
私は「素敵だなぁ。
あんな人になりたい。」
と憧れておりました。

 
そんな橋野さんでも「無理」と思う
膨大な仕事量と異常な人手不足…。
 
あの頃は我が身を顧みず、
身を粉にして働いていたな…と思います。


13話へ続きます





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