↑前回の記事はこちら。
申し送り後の業務の前に、
ひとつ言いたいことが…

でも実際は…

こんな感じの患者さんが多いです。
肺炎や消化器系の疾患で入院したとしても、
既往歴に脳卒中などがあって、
意思疎通の出来ない患者さんも多いです。
(もっと付け加えると心電図のモニターとか
酸素飽和度を測る機械とかあるし、
外科だとドレーンがあることもあるし
消化器系だと鼻からマーゲンチューブが
入ってたりします。管が多いのです。)
黒髪だった患者さんも
次第に白髪が目立つようになったり、
お髭が生えてきたり、
皮脂で汚れてしまったりと、
入院が長引くにつれて
身なりが乱れてきてしまいます。
しかし重症で動けなかったり、
そもそも寝たきりだと自力で
お風呂に入れないので、
体拭き(清拭)や陰部洗浄になります。
(軽快すればストレッチャーに寝たまま
シャワー浴が出来る。)
前日のうちに、誰かがケアする患者さんを
こんな風にリストアップしておいて…

部屋持ち看護師全員でオムツ交換と
陰部洗浄(または清拭)に回ります。

(病院施設により業務のながれは異なります。)
『保清』も看護師の
大事な仕事の一つなので、
看護師は患者さんと繋がっている
たくさんの管に注意を払いつつ、
ベッド上でそれを行います。
看護師不足が話題になっていた時、
「看護助手さんや介護士さんに介護を
任せれば良いじゃないか」とのご意見を
テレビで拝見しましたが、
医療機器が繋がっている患者さんに対して、
看護助手さんたちは看護師不在では
ケアに入れません。
何かの大事な『管』が、
ケア中に外れてしまう可能性があるからです。
その時対応するのは、
看護師でなければいけません。
そして部屋持ち看護師は、
清拭、陰部洗浄、オムツ交換などの後は
『検温』『点滴交換』に回らなくてはいけません。
果たして10時の点滴交換に間に合うのか?!
次は清潔ケアの模様を具体的に漫画化
してみたいと思います。
時間に追い込まれる看護師の毎日…
続きます↓