はじめましての方は→コチラ

初めてうつ病になった話の第1話はコチラ
産後にうつ再発編の第1話はコチラ
前回の59話はコチラ




出発して、約1時間後…

IMG_6629
IMG_6630

市外の当番病院にやっと着きました。


待合室で待っている間、

問診表を書いたのか・書いてないのか、
それとも夫に書いてもらったのか…?

サッパリ覚えていません。


しかし、

「診察後、自分はどうなるんだろう…?」
「入院が必要だったりするの…?」
「もしそうなったら、子どもは…?」
「家のこと、どうしよう…。」 

と、頭の中でグルグルと
考えていたことは覚えています。




が変わりまして…


今まで何人かのフォロワーさんから

【1人目の時にうつになってしまい、
2人目の出産・育児が不安です。】

というご相談を頂いておりました。


一人一人にお返事することが出来ず
申し訳ありません。

私も同じ気持ちだったのでわかります



2人目のことを考えた時に大切なことは

①病状が安定していること。
②飲んでいる薬が、妊娠・出産が可能なものであること。
パートナーも2人目を望んでいること。
④1人目の時の妊娠・出産で得た経験を
糧に出来ていること。

…かなと思います。


【①について】
これが1番の大前提です。
自分なりに『普通に生活出来ていること』が
ベースに必要です。

私の時は、
「抗うつ薬飲まなくてもいいんじゃない?」
ってくらい病状が何ヶ月も安定していました。

再発予防の為に最低量の抗うつ薬を
飲んでいる…という感じでした。


最初は、『薬や通院を卒業してから
妊娠出産をしたい』と強く望んでいましたが、
心身の安定を優先して、
再発予防の内服を続けました。


【②について】
薬の催奇性が気になっていましたが、
母体が心身共に健康であることが大切なので、
最低量の抗うつ薬だけは続けていました。

(上の子の育児をしながらの妊婦生活に
なるので、薬の力を借りてでも
母親が元気で過ごせることが優先されます。)


内服していた抗うつ薬は、
催奇性はなく、妊娠・出産が
可能なものでした。
(ただ、授乳はだめでした。)

※薬のことは、主治医と要ご相談下さい。


【③について】
パートナーが望んでいることも大切です。

きっとパートナーも、1人目育児の時よりも
育児スキルがアップしているはずです。


【④について】
1人目の時の育児経験を
『辛かったこと』どまりにするのではなく、
【大きな経験をした】と糧に出来ていることが
大切かなと思います。

「またあんな風に失敗したらどうしよう」
という不安がなかなか拭えないのなら、
病状が安定していないのかもしれません。

まずは主治医とよくご相談下さい。



ひとまとめに簡単にお話させて頂くと…

『2人目に会いたい!』
という気持ちが、
不安よりも楽しみの方が
勝っているのなら
大丈夫なんじゃないかな…
と個人的には思います。


(※また病状が悪化してしまうか
そうでないかは別として。)







↓その他のエピソードはこちら。
【娘(第一子)出産話】の第1話はコチラ


↓書籍発売中です!
息子の出産話を描き下ろしました!