前回の59話はコチラ。
出発して、約1時間後…

市外の当番病院にやっと着きました。
待合室で待っている間、
問診表を書いたのか・書いてないのか、
それとも夫に書いてもらったのか…?
サッパリ覚えていません。
しかし、
「診察後、自分はどうなるんだろう…?」
「入院が必要だったりするの…?」
「もしそうなったら、子どもは…?」
「家のこと、どうしよう…。」
と、頭の中でグルグルと
考えていたことは覚えています。
話が変わりまして…
今まで何人かのフォロワーさんから
【1人目の時にうつになってしまい、
2人目の出産・育児が不安です。】
というご相談を頂いておりました。
一人一人にお返事することが出来ず
申し訳ありません。
私も同じ気持ちだったのでわかります。
2人目のことを考えた時に大切なことは
①病状が安定していること。
②飲んでいる薬が、妊娠・出産が可能なものであること。
③パートナーも2人目を望んでいること。
④1人目の時の妊娠・出産で得た経験を
糧に出来ていること。
…かなと思います。
【①について】
これが1番の大前提です。
自分なりに『普通に生活出来ていること』が
ベースに必要です。
私の時は、
「抗うつ薬飲まなくてもいいんじゃない?」
ってくらい病状が何ヶ月も安定していました。
再発予防の為に最低量の抗うつ薬を
飲んでいる…という感じでした。
最初は、『薬や通院を卒業してから
妊娠出産をしたい』と強く望んでいましたが、
心身の安定を優先して、
再発予防の内服を続けました。
【②について】
薬の催奇性が気になっていましたが、
母体が心身共に健康であることが大切なので、
最低量の抗うつ薬だけは続けていました。
(上の子の育児をしながらの妊婦生活に
なるので、薬の力を借りてでも
母親が元気で過ごせることが優先されます。)
内服していた抗うつ薬は、
催奇性はなく、妊娠・出産が
可能なものでした。
(ただ、授乳はだめでした。)
※薬のことは、主治医と要ご相談下さい。
【③について】
パートナーが望んでいることも大切です。
きっとパートナーも、1人目育児の時よりも
育児スキルがアップしているはずです。
【④について】
1人目の時の育児経験を
『辛かったこと』どまりにするのではなく、
【大きな経験をした】と糧に出来ていることが
大切かなと思います。
「またあんな風に失敗したらどうしよう」
という不安がなかなか拭えないのなら、
病状が安定していないのかもしれません。
まずは主治医とよくご相談下さい。
ひとまとめに簡単にお話させて頂くと…
『2人目に会いたい!』
という気持ちが、
不安よりも楽しみの方が
勝っているのなら
大丈夫なんじゃないかな…
と個人的には思います。
(※また病状が悪化してしまうか
そうでないかは別として。)
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